初めての注文住宅だから不安?まずは家づくりの基本的な知識を学ぼう!

近年は所得が減少していることもあって、建売やリノベーションなどの比較的安価なマイホームを購入する方が増えています。もちろんそれが自分の理想の家に当てはまるならば全く問題はありません。まず注文住宅の場合は、何もかもを自分で決めなければ家は建てられないという点をしっかりと押さえてください。ですからある程度知識を付けておかないとハウスメーカーの営業マンの思うツボです。只でさえ高い注文住宅が、一段と高くなってしまいます。

目次
  1. 初めての注文住宅だから不安?まずは家づくりの基本的な知識を学ぼう!
    1. 注文住宅とはどんなタイプの住まい?建売住宅と比べて理解しよう!
    2. フルオーダーだけが注文住宅ではない!セミオーダーという選択肢もある!
    3. 竣工まで時間がかかる?直ぐに入居できない?各工程から見る注文住宅の流れと期間
    4. どんな住まいを実現したい?注文住宅のイメージづくりはこの手順で!
    5. 希望の注文住宅にふさわしい工法を見極めろ!その種類や特徴をチェック!
    6. 注文住宅なら工務店という選択肢もあり?工務店に依頼するメリットとデメリット
    7. 注文住宅のイメージづくり?ハウスメーカー探し?住宅展示場の活用方法を教えます!
    8. 注文住宅のモデルハウスはどの部分をチェックすべき?見学のポイントを理解しよう!
    9. 注文住宅の土地にもこだわる!相談するなら不動産屋?ハウスメーカー?それとも工務店?
    10. 注文住宅の見積概算書でハウスメーカーを絞り込め!比較すべき項目と注意点とは?
    11. 注文住宅をネットや情報誌だけで決めるのは不安?それなら現場見学会へ参加しよう!
    12. いよいよ注文住宅の工事請負契約を締結!その際に確認すべき点とは?
    13. 注文住宅の契約後に変更したい部分が発生した?変更契約を結ぶならここに注意!
    14. 注文住宅のローンを組んだら助成制度の活用を!すまい給付金について教えます!

注文住宅とはどんなタイプの住まい?建売住宅と比べて理解しよう!

2022年に日本銀行の政策変更によって、一時住宅ローンの金利が上昇傾向となりました。その後、金利は落ち着きを取り戻しましたが、この事態を受けて、住宅ローンの金利が低いうちに、夢のマイホームの購入をしておきたいと思った方も多いでしょう。確かに、日本は世界で類を見ないほど超低金利の国です。ところで、マイホームの購入は、建売住宅つまり分譲住宅を購入する方法と、建築会社や工務店と請負契約を結んで注文住宅を建てる方法がありますが、明確な違いを理解されていない方も多いと思います。そこでここでは違いについて解説します。まずは、注文住宅は分譲住宅と比べて、設計の自由度が高いという点が相違点です。分譲住宅の場合、設計は売主である不動産会社が決定しますので買主が関与できませんが、オーダー住宅は買主が自由に決定できます。次に注文住宅の建築費は、分譲住宅より割高となるのも相違点といえるでしょう。建売住宅の場合、設計の自由度はありませんがその分売主が大量発注する等してコストを下げることが可能となりますが、注文住宅はフルオーダー方式となり、コストカットが出来ないからです。

フルオーダーだけが注文住宅ではない!セミオーダーという選択肢もある!

注文住宅は自分の希望の住宅を建てることができるものですが、そのためには建築設計士に自分の要望を踏まえて住宅を設計してもらい、これに従って建築をするフルオーダーが一般的であると考えている人が多いものです。しかし近年ではあらかじめ工務店やハウスメーカーなどが基本的な要素を準備し、これを組み合わせることで自分の理想を実現するセミオーダーが人気を集めています。 セミオーダーは価格が安いのがメリットであり、様々な建築基準に準じることが必要な基本的な設計は既に完了しているので、これらを組み合わせることで設計費が安く済むのはポイントです。また様々な実績を持っているので、構造的にも安心して住むことができるほか、建築の工期もフルオーダーに比べ短いものとなるのが一般的です。 注文住宅は設計士に依頼をして作るためお金がかかると言うイメージがありますが、この方法を利用することで自分の希望を十分に実現できるほか、性能に対して価格を安く抑えることができるのが魅力となっています。

竣工まで時間がかかる?直ぐに入居できない?各工程から見る注文住宅の流れと期間

注文住宅を建築する際に注意しなければならないのは、直ぐに入居することができないと言うことです。分譲住宅の場合には実際の住宅を見て購入することになった場合、売買契約が成立するとすぐに入居することができるのですが、注文住宅は契約を行い始めて工事を着工することになるので、その段取りを十分に把握しておかないと引っ越しの日取り等を決めることができません。 注文住宅を購入してから入居するまでの流れは、契約を行ってから様々な工事を始めることになります。一般的には契約時に手付金を支払い、棟上げ等の途中の工事の段階で半額を支払う仕組みがほとんどです。このお金の支払いが予定通りにできないと、その後の工事ができない状態となるため、これを十分に意識することが大切です。 最終的に残りの金額を引き渡し時に支払うことになりますが、注意しなければならないのは途中の段階で契約上の支払いが確実に行われていることです。この段取りを意識しておかないと、当初の予定通りに住み始めることができなくなるので、注意が必要です。

どんな住まいを実現したい?注文住宅のイメージづくりはこの手順で!

注文住宅は自分の希望通りの家を実現できるものですが、必ずしも全てが思う通りになるわけではありません。はじめての人は特に様々なイメージを膨らませて壮大な計画を立てることも多いのですが、これが実際には建築基準法等の制約により実現できないものとなってしまうことも多いものです。 また依頼する工務店やハウスメーカーによっては技術力のレベルにより制約が出てくることもあるので、この点も意識しなければなりません。 注文住宅のイメージづくりをするためには、はじめに自分の理想と具体的に実現できる内容とのすり合わせをすることが必要です。そのためには住宅展示場や見学会などの機会を利用し、実際の住宅がどのような形で作られているかを知ることが大切です。その中で利用されている様々な技術を実際に確認し、これを取り込んでいくことが良い方法となっています。住宅展示場や見学会ではそれぞれの工務店やハウスメーカーの技術レベルを知ることもできるので、これらの予備知識を持つことも良い方法となります。

希望の注文住宅にふさわしい工法を見極めろ!その種類や特徴をチェック!

これから注文住宅を予定するなら、家の構造やデザインあるいは性能など、自分たちが希望する条件やニーズに見合った施工方法を選択する必要があります。
これを怠ると、理想とする家づくりが実現せずに、結果的に後悔することにもなりかねません。
そのような事態を回避するためにも、注文住宅で採用したい工法の種類や特徴について、事前に理解しておくことが肝心です。
例えば木造軸組の施工方法は、その1つ。
これは日本の木造建築では古くから採用されてきた、伝統的な工法で知られます。
基礎の上に木材の柱や梁そして屋根などを、順序よく組み上げていき、それぞれの接合部を金物で補強していくのが一般的。
木材なので日本の風土に合う上、耐震性に優れ、設計の自由度も高いのが特徴です。
もう1つ忘れてはならないのが、鉄筋コンクリート造でしょう。
これは基礎の上にあらかじめ鉄筋で柱や床あるいは壁や天井などの型枠を作り、そこへコンクリートを流し込みながら、建物の構造体を作り上げていく施工方法です。
鉄筋とコンクリートそれぞれ相乗効果によって、耐久性や耐火性そして防音性に、優れた力を発揮します。

注文住宅なら工務店という選択肢もあり?工務店に依頼するメリットとデメリット

注文住宅を工務店に依頼するメリットは、建築費を抑えられるからです。
大手メーカーでは広告費や人件費、研究費などが必要ですが、これらの費用を抑えながら営業しているため、一般的には建築費全体が安くなるとされています。
また大手メーカーとは違い、住宅規格を細かく決めていません。
施主の希望を聞きながら一つひとつの仕様を決めていくため、注文住宅の自由度は高くなるとされています。
その他にも土地探しからサポートしてくれたり、地域密着型なら地元の気候や風土を理解したりしているのも、依頼するときのメリットです。
注文住宅を工務店に依頼するデメリットは、会社ごとに技術力や提案力に開きがあることです。
技術力や提案力が高い会社なら、理想的な注文住宅を建てることが可能ですが、反対に低いと不満だらけの住まいが完成します。
倒産リスクが大手メーカーよりも高い、工期が長く完成するまで時間がかかるなど、気になるデメリットもいくつかあります。

注文住宅のイメージづくり?ハウスメーカー探し?住宅展示場の活用方法を教えます!

注文住宅を建てるなら、住宅展示場を活用しない手はありません。
上手に見学すれば、たくさんのメリットがあります。
モデルハウスを回れば、トレンドの住宅設備も知ることができます。
最新のものは機能性もデザイン性も優れているので、お気に入りがあれば型番をメモして写真を撮っておきましょう。
家の外観もとても参考になります。
モダンやナチュラルなどのテイストを見れば、建てたい家のイメージもわきやすいです。
さらに内装に使われているフローリングなどの建材や、インテリア家具もチェックしたいものです。
おしゃれな家にするには、内装の工夫も大切と言えます。
住宅展示場の見学は、予約すればスタッフが案内してくれます。
スタッフが同行してくれると、聞きたいことが質問できるのが魅力です。
注文住宅の疑問点が解決します。
またスタッフとの人間関係が構築されると、いざ工事依頼してからもいろいろと相談しやすいです。
スタッフの人間性も、依頼業者選びの見極めにもなります。

注文住宅のモデルハウスはどの部分をチェックすべき?見学のポイントを理解しよう!

注文住宅のモデルハウスは非常に多くの情報を提供しており、何を注意すべきか分からないことがあります。
そこで今回は見学する際に注目すべきポイントをいくつか紹介します。
まずは間取りに注目しましょう。
住宅に求める機能や生活スタイルに応じて、部屋の大きさやレイアウト、収納スペースの位置などが異なります。
家族構成によっては子供部屋が必要になる場合がありますが、モデルハウスに子供部屋がない場合、実際の住宅でも同じように不便を感じるかもしれません。
なので、自分たちの生活スタイルに合わせて間取りを確認しましょう。
次に注文住宅の建材や内装に注目しましょう。
内装は完成した住宅の内装に近い状態で飾られています。
建材や内装の質や種類は住宅の耐久性やメンテナンスのしやすさに影響します。
内装に使用されている素材や色合いが部屋の雰囲気を変えるため、自分たちが求めるイメージに合ったものかを確認することも重要です。
さらに外観にも注目しましょう。
住宅の外観は自分たちが暮らす場所のイメージを決定するため、重要なポイントです。
外壁の素材や色合い、窓の形状や配置、玄関のデザインなどが、外観の印象を大きく左右します。
そのため、自分たちがイメージする外観に近いものか、周囲の景観に合っているかを確認することが大切です。

注文住宅の土地にもこだわる!相談するなら不動産屋?ハウスメーカー?それとも工務店?

注文住宅を建てる際には、良い土地を探したいと考えることが少なくありません。
土地探しから始める場合には不動産屋に依頼することも多いものですが、不動産屋の場合には実際の住宅との適合性はあまり意識しないと言う部分があるため、注文住宅の特徴によってはそぐわない場所となってしまうこともあるため注意が必要です。
最も良い方法は、総合的にこれらの取り扱いを行っている工務店に依頼することです。
最適な場所を注文住宅の構造やその特徴から選ぶ能力を持っているので、住み心地の良い家を総合的に建てることが可能となります。
最近ではこのような総合的な取り扱いをする工務店も非常に増えており、全て任せることができるので非常に良い方法となっています。
ハウスメーカーは基本的には住宅を販売するだけとなっていますが、中には地域の特性やこれらの選び方などを地元の不動産会社と連携して進めていると言うところも少なくありません。
ハウスメーカーの場合にはこのような仕組みを持っているところを選ぶのが良い方法であり、この点に注意することが大切です。

注文住宅の見積概算書でハウスメーカーを絞り込め!比較すべき項目と注意点とは?

注文住宅を建てる際には、複数のハウスメーカーから見積もりを取り、価格や仕様などを比較することが一般的です。
しかし、見積概算書の内容はハウスメーカーによって異なるため、比べる際には注意が必要です。
以下では、注文住宅の見積もりを比較する際に注意すべき項目とポイントについて解説します。
まず比べるべき項目として、建物の規模や仕様があります。
同じ広さの住宅でも内装や外装の仕様が異なると価格も変わってきます。
部屋の数や間取り、設備なども比較する際には重要なポイントです。
土地の形状や地盤の状況によっても価格は変わってきます。
土地の形状が複雑な場合や地盤が弱い場合は、地盤改良工事や建築基準法に基づく補強工事が必要になるため、それらの費用を見積もりに含めているか確認する必要があります。
注文住宅を建てる際には、建築基準法の法令遵守が必要です。
法令費用(防火・耐震・断熱など)をしっかり確認する必要があります。
見積もりだけでなく、ハウスメーカーの信頼性も理解するポイントです。
施工実績や評判、アフターサービスの充実度などを確認することで自分に合ったハウスメーカーを選ぶことができます。

注文住宅をネットや情報誌だけで決めるのは不安?それなら現場見学会へ参加しよう!

最近では様々なものがネットで購入できるようになり、注文住宅の情報も数多く手に入るようになりました。
またVRなどで家の雰囲気や間取りなども実際に歩いているような感覚を味わうことができ、非常に選びやすくなっています。
情報誌等にも様々な情報が掲載されているので、これらを参考に選ぶと言う人も多いのですが、実際に自分の目で見てみないと不安を感じると言う人も少なくありません。
このような場合には現場見学会へ参加するのが良い方法であり、実際に住宅の様子を自分の目で見て、また触れて確認することができるので非常に便利です。
実際に住んでいる人の感想を聞くこともできるので、非常に効果的です。
注文住宅は様々な要素を自分で考えて注文するものですが、一般の人では高い技術や様々な環境に適合した建築方法などをあまり知らないことも多いものです。
効果的な方法を見つけるためには実際の住宅を目で見て、触れて確認するのが良い方法です。

いよいよ注文住宅の工事請負契約を締結!その際に確認すべき点とは?

いよいよ注文住宅の工事請負契約を締結することになります。
これは自分たちが夢見ていた家を建てるための大切なステップであり、慎重に進める必要があります。
工事請負契約を締結する前には何点か確認すべきことがあります。
まず、注文住宅の工事の開始日と完了予定日を確認することが重要です。
工事の期間は建築業者との契約書に明示されているはずです。
しかし、工事の期間には様々な要因が影響するため、開始日や完了予定日が変更される場合があります。
そのため、契約書には変更があった場合の対応策も明示されているか確認しておくことが重要です。
次に工事の価格について確認することが必要です。
工事費用は建築業者との契約書に明示されたものが基本となるが、追加工事や変更工事が発生した場合、それに伴って費用も変更される場合があります。
そのため、契約書に変更工事の料金についても明示されているかを確認しておくことが重要であります。
また、契約書には保証期間が記載されていることが多いです。
この保証期間は工事完了後の一定期間内に発生した欠陥や不具合に対する保証期間であります。
保証期間中に発生した欠陥や不具合については、建築業者が無償で修理することが義務付けられています。
保証期間の内容や期間についても、契約書に明示されているか確認しておくことが重要であります。

注文住宅の契約後に変更したい部分が発生した?変更契約を結ぶならここに注意!

注文住宅は基本的には契約をした段階でその使用が固定してしまうため、その後変更が生じる場合には様々な問題が発生するため注意をしなければなりません。
実際にそのための費用が新たに発生するばかりでなく、工期も延長となってしまうため、様々なスケジュール面でも大幅な変更が生じてしまうものです。
変更が生じた場合に行う変更契約は、その費用や工期などを十分に確認し、納得できる内容であることをチェックしてから結ぶことが重要となります。
中には注文住宅を発注する際の本来の範疇の中に含まれており、または工事を行う側のミスであるにもかかわらず変更契約を要求してくるケースもあるので、その内容には十分に注意をすることが大切です。
当初の契約書と実際に行った作業との違いを十分に確認し、明らかに当初の仕様ではないことを明確にすることが大切です。
この上で費用なども従来の内容と十分に比較し、乖離がないことを確認した上で契約を結ぶことがトラブルを未然に防ぐ秘訣となっています。

注文住宅のローンを組んだら助成制度の活用を!すまい給付金について教えます!

近年、住宅購入には多くの人が住宅ローンを活用しています。
その中でも、注文住宅を購入する場合は建設途中での支払いが必要になるため、ローンの返済には苦労することがあります。
しかし、注文住宅を購入する場合には住宅購入に関する助成制度を活用することができます。
注文住宅の場合、建築途中での支払いが必要になるため、通常の住宅ローンよりも返済期間が長くなることがあります。
しかし、助成制度を活用することで住宅購入にかかる費用を軽減することができます。
その中でも注目されるのが、すまい給付金です。
住宅の購入や建設に関する費用を補助する制度のことで国土交通省が実施しています。
この制度は新築住宅を購入する場合に住宅購入費用に一定額を上乗せすることで、住宅の購入を促進することを目的としています。
具体的には家族構成や住宅の種類に応じて支給額が変わりますが、最大で30万円まで支給されます。
この給付金を活用するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
まず、住宅の購入が初めてであること、また、一定の所得制限内に収まっていることが必要です。
住宅の種類や購入時期などによっても条件が異なるため、事前に確認しておく必要があるのです。
さらにすまい給付金だけでなく、自治体や地方公共団体が実施している助成制度もあります。
住宅ローンの金利補助や、新築住宅の建設に必要な土地取得費用の補助などがあります。

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誰しもが憧れる注文住宅と呼ばれる自分の城は、自分自身のこだわりが詰まった唯一無二の物です。一生で一番高い買い物であると言われているだけあって、失敗や妥協をすることは許されません。出来るだけそのような失敗のリスクを減らすためにも、基本的な知識を身につけておくことが大切です。建てるまでにやらなければならないことは沢山あります。 ですからひとつひとつ抜けが無いように、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

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